1960~70年代、日本で起きた実験的演劇ムーブメント
1960~70年代の日本では、小劇場を中心に、従来の演劇表現にとらわれない実験的な舞台芸術が次々と生まれた。いわゆる「アングラ演劇」と呼ばれるこのムーブメントは、社会や価値観に対する問いかけを含みながら、新しい表現の可能性を模索した点に特徴がある。
本展「ジャパン・アヴァンギャルド」は、当時の舞台芸術を支えたポスターに焦点を当て、その時代の創造性や空気感を視覚的に伝える展覧会である。
舞台の思想を伝えたポスターという表現
寺山修司が主宰した天井桟敷、唐十郎が率いた状況劇場などの劇団では、舞台表現と同じくポスターのビジュアルにも強い思想が込められていた。
会場には約120点のポスター作品を展示。横尾忠則による「腰巻お仙 忘却編」は、大胆な構図と象徴的なモチーフによって作品世界を印象づける一枚であり、宇野亜喜良が手がけた「男装劇 星の王子さま」は、詩的で幻想的な表現が目を引く。
これらのポスターは、公演告知という役割を超え、当時の前衛美術やグラフィックデザインの潮流を知る貴重な資料でもある。
2026年、岡山で楽しむ無料の文化イベント
会場は岡山芸術創造劇場ハレノワ。会期は2026年1月8日(木)から1月25日(日)までで、入場は無料となっている。
1月11日には、出品ポスターを所蔵するポスターハリス・カンパニー代表取締役・笹目浩之による解説ツアー、1月12日には笹目と榎本了壱らによるトークショーが開催される(いずれも午後3時開始、予約不要)。
開館時間は午前11時から午後8時まで(最終入館は午後7時30分)、1月13日は休館。日本の舞台芸術とグラフィックデザインの関係を、落ち着いた環境で学ぶことができる展示となっている。















