【動画あり】クリスマスが血で染まる、ちょっと最悪なスプラッター映画

クリスマスだからこそ、赤が映える

白い雪、白い髭、白いケーキ。
クリスマスは、実は“白”でできた季節だ。
だからこそ、そこに落ちる“赤”は、いつも以上に強烈に目に焼きつく。
サンタクロースの赤と同じ色をした血しぶきが、祝祭の風景を一瞬で異物に変える。

王道にして原点──『ブラック・クリスマス』

女子寮という閉ざされた空間、正体不明の不気味な電話、そして静かに始まる殺戮。
派手なゴア表現は少ないものの、「クリスマスなのに安全ではない」という違和感が、終始観る側を追い詰める。
後のスラッシャー映画に多大な影響を与えた一本であり、祝祭ホラーの基礎教養とも言える存在だ。


サンタが殺しに来る──『サイレント・ナイト、デッドリー・ナイト』

サンタクロース=善、という常識を真正面から破壊する問題作。
赤い服に白い髭というアイコンが、そのまま恐怖の象徴へと変わる様子は、どこか背徳的で痛快でもある。
80年代スプラッターらしい血の勢いと、時代特有の荒さを含めて楽しみたい人向け。


血と悪ふざけで祝う──『サンタズ・スレイ』

「実はサンタは悪魔だった」という身も蓋もない設定を、全力で映像化。
物語の整合性よりも、いかにテンポよく、どれだけ楽しく人が死ぬかに全振りしている。
クリスマスに重い感動はいらない、ただ血とブラックユーモアを浴びたい夜にちょうどいい。


静かに歪むクリスマス──『レア・エクスポーツ』

北欧神話とサンタの起源を結びつけ、「サンタ=恐怖」という解釈を突き詰めた異色作。
スプラッター表現は控えめながら、雪景色の美しさと異様な存在感が、不穏さをじわじわと増幅させる。
派手さよりも、発想の歪みを楽しみたい人におすすめ。


ハッピーエンドなんて信じない人へ

クリスマス映画といえば、愛や奇跡で締めくくられるのが定番だ。
けれど、世界はそんなに優しくないし、サンタが必ず味方とは限らない。
血まみれのツリーの下で観るスプラッターは、むしろこの季節だからこそ沁みるかもしれません。

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